頭骨遠位端骨折、保険会社から示談の提示を受けた後に、当事務所が受任して示談交渉を行い、賠償額が増加したケース
保険会社提示額 74万円
最終賠償金額 178万円
事故状況
自動車の助手席に乗っていたところ、対向車線からはみ出して進入してきた車両と衝突しました。
受傷、治療経過
事故により、橈骨遠位端骨折、第5中手指骨折などの傷害を負いました。
約1年にわたり、通院して治療を受け、後遺障害を残すことなく治癒しました。
保険会社から示談の提示
治療が終わると、保険会社から、示談の提示を受けました。
提示された賠償額は約74万円で、それが妥当な金額なのかどうか分からないとのことで、当事務所にご相談いただきました。
聴き取りをした結果、賠償額の増加が見込まれましたので、当事務所が受任し、保険会社と示談交渉を行うことになりました。
示談交渉
裁判所基準で損害賠償額を計算し、保険会社に提示して交渉に入りました。
交渉の結果、納得できる金額となりましたので、示談しました。
賠償額は、約178万円(※治療費を除く)となりました。
解決のポイント
弁護士が受任し、裁判所基準で損害賠償額を計算し、示談交渉を行ったことです。
被害者に弁護士がついていない場合に保険会社が計算に用いる保険会社基準は、裁判所基準よりも少ない金額にとどまります。弁護士に依頼し裁判所基準で損害賠償額を計算することで賠償額が増加することが見込まれます。
治療期間が3か月以上となるようなケースであれば、保険会社基準と裁判所基準の差が大きくなり、弁護士費用特約がなくても、弁護士に依頼した方が手取額が多くなる可能性がありますので、示談の提示を受けたら、一度、弁護士に相談されることをおすすめします。