すべての記事一覧
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- 上肢の障害
鎖骨骨折
1.受傷原因 鎖骨骨折は、自転車やバイクの事故でよく起きる骨折です。自動車と衝突し、地面に肩が叩きつけられることで鎖骨を骨折するものです。 2.骨折した部位 骨幹部骨折といって鎖骨の真ん…
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- 下肢の障害
腓骨神経麻痺~骨折後の足のしびれ、下垂足
1.腓骨神経麻痺とは 脛骨や腓骨を骨折した場合に、腓骨神経が損傷を受けることがあります。腓骨神経は、足関節や足指の運動を支配する神経で、これが断裂すると足関節と足指の背屈(上へ曲げること)が不能となり…
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- その他
医師と弁護士の発想の違い
医師面談をしたときなどに、医師と弁護士の発想の違いを感じることがあります。 それは、そもそも、医師と弁護士とでは役割が違うからです。 どういうことかといいますと、 医師の仕事=怪我を治すこと 弁護士の…
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- むち打ち
「むち打ち症」では、どのように治療を進めていくか
むち打ち症の治療がどのように進められていくのかをお話ししたいと思います。 「むち打ち症」といっても色々な種類があるのですが、ここでは70%程度を占める「頸椎捻挫型」についてお話しします。  …
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- 過失相殺
過失割合をどのように認定するのか
過失割合が何対何であるのかは、「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」という本に書かれています。この本は、東京地方裁判所の交通専門部が定めた基準を掲載したもので、この基準に沿って過失割合が認定され…
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- 過失相殺
実況見分調書とは、どのようなものか
実況見分調書の作成 交通事故が起こると、事故現場で、警察官、事故当事者の立ち会いの下、実況見分を行い、実況見分調書が作成されます。 事故当事者は、信号機の色、走行速度、進路、距離、ブレーキ操作など事故…
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- 休業損害
休業損害とは
休業損害とは、事故で怪我をしていなければ仕事をして得られたであろう収入をいいます。 休業損害は、以下の計算式で計算します。 1日あたりの基礎収入×休業日数 1日あたりの基礎…
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- 後遺障害
症状固定とは何か?どのような意味があるのか?
症状固定の意味 症状固定」とは、「医学的に見て、これ以上治療をしても改善しない」という状態をいいます。いつの時点で「症状固定」とするのかの判断は極めて重要です。 症状固定にはどのような意味があるのでし…
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- 後遺障害
後遺障害等級認定の流れ
後遺障害の等級が認定されるまでの流れは、以下のとおりです。 1.症状固定の判断、後遺障害診断書の作成 主治医と相談し、そろそろ症状固定でよいだろうということになれば、「後遺障害診断書」という自賠責保険…
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- 後遺障害
事前認定と被害者請求
自賠責保険に後遺障害の認定や損害賠償の請求をするには、①事前認定という方法と、②被害者請求という方法があります。 1.事前認定 事前認定は、相手方の任意保険会社が書類やレントゲンの画像な…